Roland CAMM 買取

2017年4月28日

2015年1月13日、ローランド ディー.ジー.株式会社(Roland D.G.)は、同社のカッティングマシンの世界累計販売台数が、2014年12月末時点で42万台を突破した、とのニュースリリースを配信しました。同社はその感慨を「1988年の発売開始から26年」と表現しました。
1988年と言えば、翌1989年の昭和天皇の崩御とベルリンの壁崩壊を控えて、青函トンネルや東京ドーム、瀬戸大橋が完成したり、日産自動車「セフィーロ」の「くう・ねる・あそぶ」のキャッチコピーが話題になったり、かと思えば、昭和天皇の病状に配慮して「自粛」ムードが広がったり、とバブル景気真っ只中の落ち着かず慌しい年でした。
そんな年に、同社カッティングマシンの主力シリーズである「Roland CAMM-1シリーズ」は、産声を上げました。

カッティングマシンは、コンピュータ上に描かれた線画データを、塩化ビニール製のカッティングシートに切り出す機器です。しかし、「Roland CAMM」は、本来、そのような用途の為の機器ではありませんでした。元々は、 コンピュータ上に描かれた線画データを紙等の上に描き出す「ペンプロッタ」でした。
しかし、それから間もない1990年頃から、ペンプロッタは、インクジェットプリンターに取って代わられるようになり、世に出たばかりの「Roland CAMM」は、たちまち存亡の危機に陥る事になりました。
そんな大ピンチの中、同社スタッフは「Roland CAMM」に、ペンではなくカッターを持たせる事を思い付きました。このアイデアが「Roland CAMM」の存在意義を劇的に変え、「Roland CAMM」はカッティングマシンとして生まれ変わりました。プロッタの概念を変えた思い付きでした。

そんな波乱万丈の歴史を持つ「Roland CAMM」の買取も、弊社は承っております。
是非、お気軽にご相談下さい。

Roland CAMM 買取